スタジオバニマ ブログ「vanima mania!」



3Dプリンタ購入記/16万円で始める3Dプリンタ

スタジオバニマです。朝工場に入って「気温5度」とか見るとウンザリします。寒い!


仕事でちょいちょい出番が増えてきた3Dプリンタですが、こんな環境なら結構出来るんじゃないか?という所が見えてきました。
よそで入れた3Dプリンタや環境なんかとも比べてみてますが、ウチで辿り着いた環境を書いておきます。



まず肝心の本体は
FLASH FORGE のCREATOR PRO


言っておきますけど、相当量の機種のサンプル見たり試し刷りしたりした結果ですからね!
とはいえ20万を超えるような機種は試して(試せて)も無いですけど…。
メインとなる部分の個々の部品の造りはしっかりしています。
一方、上に乗っている透明な保温カバーなどは安普請。動作時にギシギシ言ったりします。
筐体は金属フレームでしっかりしてますが、デザインされたツルッと感、みたいなのは無いですね。

この辺から鑑みるに、限られた予算を性能を左右する部分に振り切った感じがします。
そういう思想自体が好きなのでw

なお耐久性はまだ分かりませんが、もう100個位刷ってますが異常なしです。

で、この3Dプリンタを操作するためのソフト。
付属のものは結局趣味に合わず使っていません。

使っているのは MakerBot社の Desktop。

Mac OSXでもWindowsでも無料です。
画面内に「FF CREATOR PRO」と出ている通り、ちゃんと認識して動いてくれます。
こっちを使っている理由は、操作のしやすさが当然ありますが「ラフト」の成型精度にあります。
ラフトってのは印刷する物の下に作るイカダのような土台、ベースなんですが、これの造りがいいんですよね。
結構ゴツく作ってくれるので時間は掛かりますが、成型終了後の手間が格段に楽になります。
(比較的平面度が高いので楽、剥がすのが楽、造形プラットフォームに食いつきがよく失敗が少ない等)

それと画面内に「Exprole」というボタンが見えますが、ここから無料のライブラリに入れます。
主にユーザーがアップロードしたものを集積したものですが、結構仕事で必要になるベーシックな形状…
例えば今回の「ブリリアントカットのダイヤモンド」なんてのはCADで書くと大変ですがライブラリで探せばすぐ出ます。
寸法の調整もこのソフト内で一発です。

気になる方はMakerBotのHPでダウンロードしてみてください。

ただし少し込み入ったデータ加工は出来ません。
そんな時はコレ、AUTODESK社の 123D Design。

これも無料ですね。
CADの開発元として有名なAUTODESKの製品です。
ちょっとした加工や、パスラインからの押し出し、成形なんかはこれで済ませます。
ただし整列みたいな機能がないのが残念ですね…。手で0.01mmずつ動かして位置合わせたりしてますw
1から作っているときはパスの時点で合わせておけば問題無いです。

パスラインやなんかを書くのはイラレやCADです。

PCに関しては、この程度で新調する必要はないと思います。ウチではMac mini。ただし4corei7+Fusiondriveですけど。
もう一台のwindows7 のi3の格安ノートでも十分対応できています。
core 2 duo以降なら全然問題無いと思います。

早い話が本体だけお金を掛ければ、そのあとはほぼほぼ無料で結構なことが出来ます。
参考にしてみてください。




悔しかったデザインフェスタと3Dプリンタの威力

今月上旬にデザインフェスタが開催されてました。

スタジオバニマも3回目の出展だったんですが…。
前日まで一般業務が忙しすぎて何にも準備できずorz。
で、前回までのストックを展示、販売はナシでお客さんとのコミュニケーションをするという事に。
そうしながら会場を観察、次の機会への構想を練ります。

で、会場を見渡すと「その場で使って楽しめるもの」が結構売れてるんですよね。
ウチはインテリアメインなんでそういうのは無い。

じゃあそんなの作ってみようか?ということで先週試作してみました。

ゼンマイカチューシャ。


構想30秒、デザイン5分、製作2時間。
こういう試作まで、という作業には3Dプリンタはめちゃくちゃ強いですね!
真ん中のシャフトの部分、長さをあれこれしたんですがインロー形状にも関わらずデータ寸法変更1分、出力20分です。
ざっくり言えば30分毎に「次のバージョン」の試作が出来上がります。早い!

使うとこんな感じ。



雰囲気としてはいいんじゃないでしょうか?
取手の部分はちゃんと(ぜんまいを巻くように)回せるようにしてあります。

前回会場で結構キノコのカチューシャや動物のツノのカチューシャが売れてるのを見て、はっきり言って後追いです!w
でもウチらしいデザインに出来そうなんで詰めてみようと思います。
会場でカチューシャ文化(?)が盛り上がるといいですしね。
 




事例/博物館向け動物ロボット展示 おまけの製作風景

こんなん公開するほうが面白いかな、と。
可能な限りで並べてみます。

ヘビ原型。

原型の段階では結構ウロコまで細かく作ってもらっています。
「ベース以上のモノには絶対ならない。ベースを高く、あとはいかに下げないか。」
これですよね。



シリコンで甘くなっちゃうのにここまで造ってもらえてたら万々歳です。

鳥の頭。

型取り前ですね。粘土に埋まってます。
こうやって半分づつ型にします。

動きものだし、希少動物ばっかりで資料もあんまり無いしで大変!

資料見ながら試行錯誤です。作業机なんてこんなもんですよ!きれいな奴は仕事してないんですよ!多分!(決めつけ)
手で持ってる鳥の体、これもテスト用の試作なんで用が済んだらはいサヨナラです…。

スカンクの全裸セクシー画像。

顔のあたりに段差があるのが見えますでしょうか?
ここがボア(ファー)を貼るトコと植毛するトコの境目です。ボアの厚み分落とすんです。
これを踏まえて前の記事をみると面白いかも。

カラーで。

一本一本丁寧に…とは言いませんけど結構手間掛かるんですよ!

ゲーム機。

ウソです。
これはロボットをテスト動作させるのに使うスイッチの集まりなんですが。
今回みたいは低予算(失礼)かつプログラムされた動きをするものは、ウチではPLC単体で制御します。
PLCとは、とか言い出すときり無いので書きません。
で、PLCはこのボタンを押したタイミングを記錄する機能を持たせてます。最長で16分。
動きを付けるときは、このボタンを音ゲーよろしく押したり離したりすることで動かし、その動きを記録します。
コレだとメリットは安価は事とPCが要らないこと、現場の人やお客さんでも出来る事、色々あります。
もちろんデメリットもあって、細かいタイミングの調整とかは苦手です。そういうときは予算ください!(笑)

散髪前。

短く整えるのは結構後の作業なんです。

キツツキ首テスト中。

直径30mmくらいしか無いので大変です。

とまあこんな感じで日々作業しております。

出来上がったものに関しては、前の記事をご覧ください。
 




事例/博物館向け動物ロボット その3

連休はどこか出かけましたか?
私は工場で設計してましたが。


動物その3はキツツキです。大型のキツツキでIvory Billed Woodpecker、日本だとハシジロキツツキというそうです。
関係ないけど日本に居ない種類の動物にまで日本の名前つけるのって何の意味があるんですかね??



はい鳥。
全部羽毛で…とかは予算的にも工法的にも無理がでるので大まかな部分はボア(人工毛皮)です。
フェイクファーって言えばいいんですかね?
羽の先とかはやっぱり鳥の羽根で。

 

こうなります。
翼はコレに関しては羽ばたかないんですが、翼だけ別体にしてあって体が動いた時にナリで少し動くようにしてあります。
頭はFRPに植毛、体はウレタンスポンジにファーと羽、羽はFRPにファーと羽、首は捻る動きがハンパないのでナゾの新素材(笑)と工夫したファーの貼り方。



脚もありまぁす。
展示ではFRP出できた木にたかっている感じになるので、脚は木の側につけちゃいます。体には差すだけ。
この辺は発想の転換ですね。

テスト中の動画はこれ

 

おおまかこんな感じです。

動物シリーズはコレにて終了。
今は大型の工作機械の試作中とか。
 




事例/博物館向け動物ロボット その2

虫に刺されました。なんの虫ですかね?今時…。スタジオバニマです。

前回のロボットのヤツの続きです。
お次ぎはspotted skunk。マダラスカンクというらしいです。



体長が35cmくらい。尻尾入れて50cmくらいです。
あとで書きますが可動箇所も多いうえに、その可動範囲も大きいのがあって苦労しました。
前にこの記事で書いてた機械が実はそれです。

 

かわいいお顔ですねー。
顔はFRPに植毛、体は柔らかいもんです。
手先は爪にちょっと負荷が掛かるので、爪だけ金属で出来てます。あとは樹脂。
なんの負荷が掛かるのかというと

 

逆立ちもありまぁす!(記者会見)
作り途中でヒゲがない写真です。ヒゲはダルマの目ん玉と一緒で最後に付けるのがウチの験担ぎです。ウソです。
マダラスカンクは威嚇行為として逆立ちします。そこが特徴でもあるので機械的、造形的にしっかりやりましたしやってくれました。

動いている様子はこんな感じです。



毛が生えてるのは(勿論作るんですが)あんまり機会が無いので毎回勉強になります。
今回は外皮が伸びる要素がデカいものが多かったんで新しい素材を色々試したんですが、おかげで良いのが見つかりました。
こういうのがまた次に繋がるといいですね。

もう一匹いますので、また書きます。
 


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